ファーム21ドットネット(farm-21.net)ロゴ トップへ

農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:サーモハライン対流・循環

(読み方:さーもはらいんたいりゅう・じゅんかん)

[説明と解説]

サーモハライン対流(循環)とは、(さーもはらいんたいりゅう・じゅんかん)海洋の深層海流(深いところにある海水)の流れが、海水の密度(塩分濃度と温度)により、変化することと、表層海流(海面付近の海水)が風により移動すること、そして、表層海流は蒸発により、塩分濃度が濃くなると、沈み込み深層海流となり、地球全体を巡るサイクルを指します。
サーモハライン対流(循環)は、言い換えれば地球全体へ熱を運ぶ動脈として機能しており、循環には1000年を要するとも言われています。
サーモハライン対流(循環)も、地球温暖化により、大きな歪が生じていると指摘されています。
具体的には氷床の融解やグリーンランドの氷の融解により、表層海流の塩分濃度が変化し、サーモハラインの流れに影響し、結果、熱の運搬ルートが崩れることから、更なる環境変化を呼ぶと推測されています。
サーモハラインは熱塩減少と呼ばれます。サーモ(熱)、ハライン(塩分)である為。

作成/修正日:2008年7月

※ファーム21ドットネットの農業用語、エコ用語(事典/辞典)はWEB管理人のきつねが、独自に編集、公開しているものです。その為内容の真偽を保証するものではありません。また、法令などの内容、用語の定義は時間の経過と共に変化している場合もあります。