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農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:カーボンニュートラル

(読み方:かーぼんにゅーとらる)

[説明と解説]

カーボンニュートラル(かーぼんにゅーとらる)とは、カーボン(炭素≒二酸化炭素)が(ニュートラル)均衡のとれる状態を指します。
例えば、化石燃料(石油など)は数億年前の過去に、大気(空気)中のカーボンを樹木などに閉じ込めた状態のものを燃焼させることにより、カーボンを現在の大気中へ放出させることから、現在を基準に見ると、二酸化炭素(カーボン)を増加させていると見做されます。(カーボンネガティブ)
一方、カーボンニュートラルな状態とは、植林をする、植林した樹木が生長過程で光合成により、CO2(カーボン)を吸収(大気のCO2が減少)、成長した木を伐採し、燃料として燃やす(大気のCO2が増加)ことを行うサイクルでは、CO2の増減がプラスマイナス0となる状態を指します。
同様の理屈で、トウモロコシなどのバイオエタノールをはじめとするバイオエネルギーもカーボンニュートラルであるとされています。
一方、バイオエタノール等は最近の調査では、厳密にカーボンニュートラルではなく、アルコールへ精製する過程のエネルギー消費が多いため、作れば作るほど、カーボン(CO2)を増加させるという指摘も出ています。
二酸化炭素が減少する状態をカーボンポジティブと言います。

作成/修正日:2008年7月

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