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農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:宇宙太陽光発電

(読み方:うちゅうたいようこうはつでん)

[説明と解説]

宇宙太陽光発電とは、地球の軌道上に太陽光発電のソーラーパネルを大量に展開、設置して、宇宙空間で発電する太陽電池のことです。

宇宙太陽光発電を実現するには、軌道上の太陽光発電システムから、地球の地面までどのように電気を送電するかがポイントです。

既にいくつかの送電する仕組みが考えられており、マイクロ波を利用したり、レーザー波を利用する方法が検討中です。

宇宙太陽光発電のメリット
1.大気が邪魔をしないため、太陽光エネルギーをフルに電気エネルギー変換できる
2.宇宙空間のため、地上と違い、広大な設置場所を確保する必要がない。

宇宙太陽光発電のデメリット
1.温室効果を増大させる可能性がある(本来であれば、宇宙空間へ反射効果(放熱)する太陽光を電気へ変換して、地球内部で使用するため
2.軌道上から地上へ送電する際に、ロスが生じる(エネルギー変換効率の問題)
3.送電方法によっては、人体や環境に悪影響を及ぼす可能性

総合的に考えると、地球上の石油などの化石エネルギーを消費することに比べると、はるかに環境負荷が軽くなる可能性があります。

2009年ではまだ、試験段階であり、送電方法などの試験衛星と地上施設を設置することが決まっています。

作成/修正日:2009年7月

※ファーム21ドットネットの農業用語、エコ用語(事典/辞典)はWEB管理人のきつねが、独自に編集、公開しているものです。その為内容の真偽を保証するものではありません。また、法令などの内容、用語の定義は時間の経過と共に変化している場合もあります。