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農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:バイオエタノール(バイオ燃料)

(読み方:ばいおえたのーる、ばいおねんりょう)

[説明と解説]

バイオエタノール(バイオ燃料)とは、植物(バイオ)性の物質から、生成される燃料のことです。
バイオエタノールの主な原料は、サトウキビやとうもろこしなどで、植物を栽培する過程で、CO2(二酸化炭素)を光合成により、吸収することから、クリーン・エネルギーとして、期待された経緯があります。

一方、世界的に食糧危機が叫ばれているなか、人間の食物として、利用可能な作物(植物)を、燃料用に回していることで、不足している食糧の価格がより高騰し、発展途上国の飢餓を助長しているとの指摘がされています。

また、食物以外の物質や部分からのバイオエタノール生成も試みられてます。例えば、廃棄されるトウモロコシの芯や、海藻を人工的に海中で育成するなどです。

バイオエタノール(バイオ燃料)は自然に優しくなく、逆に悪循環だとしてきする学者や研究者もいます。

理由は植物からバイオエタノールとして、生成する過程で、多段階にわたり精製する為、より多くの化石燃料(石油など)を必要としている試算もあるからです。

作成/修正日:2009年1月

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