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農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:バーチャルウォーター

(読み方:ばーちゃるうぉーたー)

[説明と解説]

バーチャルウォーターとは、食料生産の指標を水に変換した場合の指標です。
バーチャルウォーターは地球上で、水問題が深刻化してきたことから、作られた概念です。
例えば、食物を輸入することは、言い換えれば水を輸入していることになるからです。
食物の生産には水が必要です。輸出(生産)国では、その分の水を消費(減)しており、輸入国では、その分水がういている(増)ことになるからです。
つまり、食料の輸入=バーチャルウォーターを輸入していると言い換えることができます。
牛肉の生産には2万倍、米には3600倍の水が必要です。
2000年度の日本のバーチャルウォーター総輸入量は640億トンに対し、国内の灌漑用水使用量は590億トンであり、消費している半分の水は輸入していることになります。

作成/修正日:2008年8月

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