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農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:改正食糧法

(読み方:かいせいしょくりょうほう)

[説明と解説]

改正食糧法とは(かいせいしょくりょうほう)、従来の食糧法が2004年に改正されました。
改正食糧法の改正内容は次の通りです。
@計画流通制度の廃止
A販売業者の届け出制の導入
B自主流通米価格形成センターの廃止
C減反は産地で
@従来の食糧法には、計画流通米と計画外流通米の2種類がありました。
計画流通米には政府米と自主流通米があります。政府米は政府が買い上げる米です。自主流通米は自主流通米価格形成センターが目安の価格を決め、スーパーや米穀店などで売られているお米です。
一方、計画外流通米は農家が消費者へ直販をするお米を指します。
事実上、この制度は形骸化され、農家は自由にお米を販売することができるようになりました。
A食糧法では、販売業者は倉庫や取扱量などの制約がありました。
制約が撤廃され、これからは年間20t(トン)以上扱う者であれば、届け出ることで、米の販売が自由にできるようになります。
B自主流通米価格形成センターは廃止され、コメ価格センター(旧:米穀価格形成センター)が設置され、産地、ブランド、取扱量などにより、価格が決められる仕組みとなりました。
C減反(生産調整)は国、政府が実施してきました。
改正された食糧法では、生産農家やJAなどが自由に決めれるようになりました。減反政策では、ブランド米、広域農場化、生産合理化の産地も競争力の無い米の産地も同じ減反政策をとってきました。
経済でいう資本主義を米市場にも導入することにより、競争力の強化を狙っています。

作成/修正日:2008年8月

※ファーム21ドットネットの農業用語、エコ用語(事典/辞典)はWEB管理人のきつねが、独自に編集、公開しているものです。その為内容の真偽を保証するものではありません。また、法令などの内容、用語の定義は時間の経過と共に変化している場合もあります。