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農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:有機薄膜太陽電池

(読み方:ゆうきはくまくたいようでんち)

[説明と解説]

有機薄膜太陽電池とは、従来の太陽電池は太陽電池モジュール(ソーラーパネル)の材料として、高価なシリコン系の材料を採用してきたのに対して、非シリコン系の安価な材料を使う太陽電池をいいます。
有機薄膜太陽電池のメリットは、半導体製品の需要が上昇して、シリコンが品不足かつ価格上昇しているのにたいして、はるかに安価な材料で、かつ品不足の心配をする必要が減少する点です。
一方、有機薄膜を使用したデメリットは、発電効率がシリコン系に比べると劣る点です。
シリコン系の太陽電池が20%前後に対して、非シリコン系は10%未満と低効率です。
但し、経済的生産コスト(初期費用)は圧倒的に有利である為、メリットが大きいと考えている開発者もいます。
商業ベースの開発メーカーとして、米国のナノソーラー社(サンノゼ)が既に2007年12月から出荷を開始しています。

作成/修正日:2008年9月

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