ファーム21ドットネット(farm-21.net)ロゴ トップへ

農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:オール電化

(読み方:おーるでんか)

[説明と解説]

オール電化とは、家庭で使用している機器のエネルギー源を、全て電化(電気製品)に置き換えることです。

従来は、給湯やガスコンロなど、ガスを燃焼させて、熱エネルギーを発生させていたものを、電気コンロ(IHクッキングヒーターなど)などへ変更し、家で使用する機器を全て、電気エネルギーで動作するものにすることです。

電気の拡販が狙えるため、電力会社は環境にエコロジーで、家計にエコノミーであることを歌い文句にしています。

エコ効果があるかは、電気を作る方法に左右される為、微妙ですが、各種割引制度、割安な夜間電力の活用、エネルギー変換効率の良い製品(エコキュートなど)を駆使して、家計には安くなる電気料金体系の工夫がされています。

デメリット:電磁波の発生源の増加、給湯機が大型のため設置スペースの確保、まとまった初期投資費用が必要など。

電気は安全とされてきた常識は、最近の調査の結果によっては、ガスとあまり変わらないとの調査結果も出ています。

オール電化により、電気事業者(電力会社)とガス事業者(ガス会社)の、熾烈なシェア争いが激化しています。

構図は各電力会社がオール電化を合言葉に、ガス市場を攻めた格好になり、対する各ガス会社は防戦をしつつ、自家発電システム(コージェネレーションシステムなど)でオールガスを売りにして、電力市場を崩そうとしています。

電力会社は更に、オール電化の拡販を進めるべく、戸建住宅やマンション建設/販売までを自ら手掛けるオール電化住宅を売り出しています。

作成/修正日:2008年10月

※ファーム21ドットネットの農業用語、エコ用語(事典/辞典)はWEB管理人のきつねが、独自に編集、公開しているものです。その為内容の真偽を保証するものではありません。また、法令などの内容、用語の定義は時間の経過と共に変化している場合もあります。