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農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:音力発電・振動力発電

(読み方:おんりょくはつでん・しんどうりょくはつでん)

[説明と解説]

音力発電、振動力発電とは、音の振動や、動きの振動力を電気に変換する発電方法です。

日本での音力・振動力発電は、慶應大学時代から研究し、その名の通りの会社名である「株式会社音力発電」を立ち上げた速水浩平氏が第一人者です。

音力発電はスピーカーの逆の原理に近く、音(周波数)の振動エネルギーから電気エネルギーを生み出します。自動車の騒音や人の話し声など、音が発電源として利用できます。


また、振動力発電の原理も同じで自動車、自転車や人の歩いた時の振動力を、発電エネルギーへと変換して、電気を作り出します。

同社の商品として「発電床」なるものもすでに製品化されています。
過去は一般的に音や振動から発電するには、相当な音(周波数)の大きさ(パワー)がないと不可能と考えれれていました。

速水氏は、圧電素子を工夫することで、見事に解決をしています。
発電床のサイズが20×30cmで、0.1〜0.3Wの発電が可能です。(体重60kgの人が1秒間に2歩、歩行した場合の値:(2009年2月 同社WEB情報より))

音力発電、振動力発電が、本格的な発電方法として普及するには、今しばらく時間がかかると思われます。
しかし、太陽光発電や水力発電などと並ぶクリーンなグリーン電力を生む発電方法として、大きな注目を浴びています。

作成/修正日:2009年1月

※ファーム21ドットネットの農業用語、エコ用語(事典/辞典)はWEB管理人のきつねが、独自に編集、公開しているものです。その為内容の真偽を保証するものではありません。また、法令などの内容、用語の定義は時間の経過と共に変化している場合もあります。