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農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:再生紙(リサイクルペーパー)

(読み方:さいせいし)

[説明と解説]

再生紙(リサイクルペーパー)とは、読み終わった新聞、雑誌などの紙を古紙として、再利用(リサイクル)し、新たな紙や段ボールとして利用する紙のことをさします。

再生紙を利用することで、紙の製造に必要なバージンパルプを作るための、新たなる樹木の伐採や消費を抑えられるため、近年までエコになると信じられてきた側面があります。

再生紙には、2008年現在、明確な定義はなく、古紙の配合率が1%でも、100%でも再生紙と名乗ることができます。

古紙の配合率により、R***と表記されます。10%の配合率の場合は、「R10」です。

実際には2007年に発覚した、R100(100%古紙による再生紙)の偽装が国内で問題になりました。(エコ偽装)

古紙100%の再生紙は、製紙業界に言わせると、生成過程で発生する石油の消費量が多く、結果二酸化炭素排出量が、新たな紙を製造するよりも多いとの姿勢を出しています。

一方、製紙業界の結論を導いているLCA(ライフサイクルアセスメント)には、一部の側面しか捉えていないと問題点を指摘する声もあります。

作成/修正日:2009年1月

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